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モデルナのワクチン、投与量半減の可否判断に2カ月かかる可能性
1月5日、米国立衛生研究所(NIH)は、モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、米国内での接種を加速させるため、投与量を半分に削減できるかどうか検証するには、約2カ月間かかる可能性があるとの見解を示した。2020年10月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)
[5日 ロイター] - 米国立衛生研究所(NIH)は、モデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、米国内での接種を加速させるため、投与量を半分に削減できるかどうか検証するには、約2カ月間かかる可能性があるとの見解を示した。
これに関しては、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)がNIHのワクチン研究所所長のインタビューとして先行報道していた。
米政府の新型コロナワクチン開発加速計画「ワープ・スピード作戦」を統括するスラウイ首席科学顧問は3日、政府当局者が半量投与について、モデルナ、食品医薬品局(FDA)と協議していることを明らかにしている。モデルナのワクチンは2回の投与が必要。
FDAは4日、ワクチンの普及を図るために1人当たりの接種回数を減らす、投与間隔を長くする、投与量を半分に減らすなどといった考えについて、時期尚早で既存のデータに裏付けられていないとして規定通りに接種を行うべきとの見解を示した。