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民主バイデン氏、党全国大会は支持率浮揚効果出ず=世論調査
米民主党の大統領候補であるバイデン前副大統領の支持率は、候補指名を正式に受諾した先週の民主党全国大会後もほどんど変わらなかった。写真は3月の民主党候補者討論会で演説するバイデン氏。(2020年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米民主党の大統領候補であるバイデン前副大統領の支持率は、候補指名を正式に受諾した先週の民主党全国大会後もほどんど変わらなかったことが、26日公表のロイター/イプソスの世論調査で分かった。党大会開催後に支持率が上向かなかったのは4年前の大統領選とは異なっている。
8月19─25日に実施した調査によると、登録有権者の47%がバイデン氏を支持し、40%が現職のトランプ大統領を支持しており、バイデン氏がリードを維持。支持率の差は党大会前とあまり変わらなかった。[nL4N2FN0YT]
2016年大統領選では、民主党候補、ヒラリー・クリントン氏の支持率は党大会後に4ポイント上昇し、当時のトランプ共和党候補も党の全国大会後に支持率が4%上昇した。共和党は今週、全国大会を開いている。[nL4N2FQ3IR]
バイデン氏の支持率が高まらなかった理由は複数ありそうだ。党の大統領候補を正式に指名する全国大会は例年より遅いタイミングとなったほか、新型コロナウイルス流行を踏まえてほとんどのイベントがオンラインで行われる異例ずくめの開催となった。
また、今年は浮動票が例年より少ない模様。最新の調査では バイデン氏もトランプ氏も支持しないと回答した登録有権者が全体の約14%と、4年前の約22%を下回っている。
バイデン氏は副大統領候補に黒人女性のカマラ・ハリス上院議員を起用したのを受け、過去1カ月間でアフリカ系米国人の間で支持を広げた一方で、郊外の有権者の間ではトランプ氏に対するリードを縮めた。トランプ氏はバイデン氏が「郊外型の生活スタイルへのあこがれ」に対する脅威だと訴えてきた。
トランプ氏の政権運営全般については、「支持する」は41%、「支持しない」は55%だった。
調査はオンラインで実施され、米国の成人4320人から回答を得た。このうち登録有権者は3829人で、2230人が郊外の居住者だと名乗り、488人がアフリカ系米国人だとした。
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