ニュース速報

ワールド

米政府、中国が米航空会社の中国便運航再開を阻止と批判

2020年05月24日(日)10時08分

 米政府は22日夜、中国政府が米航空会社の中国路線運航再開を阻止していると批判し、中国の航空4社に運航スケジュールの提出を求めた。米アラバマ州の空港で3月に撮影(2020年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[ワシントン 22日 ロイター] - 米政府は22日夜、中国政府が米航空会社の中国路線運航再開を阻止していると批判し、中国の航空4社に運航スケジュールの提出を求めた。

トランプ米政権は、中国の航空会社への規制には踏み切っていないものの、中国側との協議で合意がまとまらなかったとしている。

米航空会社の中国向け運航再開を許可するよう中国当局に申し入れている米運輸省は今週、通知に関する規定に従っていないとして、中国のチャーター便数便の運航を一時的に遅らせた。

米政府のウェブサイトでロイターが確認した命令文書で運輸省は、デルタ航空とユナイテッド航空が中国便の運航を6月に再開したい意向だが、中国の航空会社は新型コロナウイルスが世界的に流行している間も米国便の運航を続けていたと指摘。中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、海南航空および各社の子会社に運航スケジュール、その他詳細情報を5月27日までに提出するよう命じた。運輸省は、中国航空会社の運航に「関連法の違反や公共の利益に悪影響をもたらすこと」が見つかる可能性があると警告した。

ユナイテッドはコメントを控えた。その他米中の航空会社、中国民用航空局(CAAC)、中国外務省のコメントは現時点で得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

比大統領「犯罪計画見過ごせず」、当局が脅迫で副大統

ビジネス

トランプ氏、ガス輸出・石油掘削促進 就任直後に発表

ビジネス

トタルエナジーズがアダニとの事業停止、「米捜査知ら

ワールド

ロシア、ウクライナ停戦で次期米政権に期待か ウォル
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 3
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 4
    テイラー・スウィフトの脚は、なぜあんなに光ってい…
  • 5
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 6
    「典型的なママ脳だね」 ズボンを穿き忘れたまま外出…
  • 7
    日本株は次の「起爆剤」8兆円の行方に関心...エヌビ…
  • 8
    またトランプへの過小評価...アメリカ世論調査の解け…
  • 9
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 10
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 7
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 8
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 9
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 10
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中