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中国本土、新型コロナの国内感染事例が初のゼロ 入国者で34人確認

3月19日、中国本土で新型コロナウイルスの新たな感染者が34人確認され、いずれも海外からの入国者だったことが分かった。写真は北京の空港で16日撮影(2020年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
[北京 19日 ロイター] - 中国本土で18日に新型コロナウイルスの新たな感染者が34人確認され、いずれも海外からの入国者だったことが分かった。流行の中心地である武漢を含む湖北省で昨年終盤にウイルスが広がり始めて以来、国内での感染事例が確認されなかったのは初めて。
中国ではここ数日、海外からの入国者に対する対策を強化している。北京首都国際空港では先週からすべての国際便に対する特別ゾーンが設けられ、到着したすべての乗客が検査を受けることが義務付けられた。
新規感染者のうち、21人は北京で確認された。大半がスペインや英国からの入国者だという。ほかには広東省が9人、上海が2人。海外からの入国者の感染者数は累計で189人となった。
一方、中国国家衛生健康委員会によると、武漢で新規感染者が初めて確認されなかった。
18日時点で、中国本土での感染者は累計8万0928人、死者の累計は8人増え3245人となった。新たな死者8人は武漢の6人を含め、いずれも湖北省だった。