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トランプ米大統領、弾劾訴追史上3人目となる見通し

2019年12月17日(火)08時48分

トランプ米大統領は弾劾訴追されるアメリカ史上3人目の大統領となる見通しだ。野党民主党が多数を占める下院本会議は今週、トランプ氏弾劾訴追状案を採決する。写真は13日、ワシントンで撮影(2019年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 16日 ロイター] - 共和党のトランプ米大統領は、弾劾訴追されるアメリカ史上3人目の大統領となる見通しだ。野党民主党が多数を占める下院本会議は今週、トランプ氏が来年の米大統領選で対立候補になるかもしれない民主党のバイデン前副大統領について、ウクライナに捜査させようと圧力をかけたとする弾劾訴追状案を採決する。

採決は18日に行われる見込み。可決されれば共和党が過半数を占める上院が、弾劾裁判を開いて大統領を罷免するかどうかを判断することになる。下院は民主党が共和党より36議席多いため、本会議では可決に必要な過半数を得られる見通しだ。上院は定員100人のうち共和党が53議席を占める。罷免には上院の3分の2以上の賛成が必要なため、弾劾裁判でトランプ氏が負けることはなさそうだ。

民主党上院トップのシューマー院内総務は15日、マルバニー大統領首席補佐官代行やボルトン前大統領補佐官(安全保障担当)、マルバニー氏の補佐官であるロバート・ブレア氏、行政管理予算局(OMB)のマイケル・ダフィー氏らホワイトハウスの現旧の補佐官4人を証人として呼ぶよう求めた。

シューマー氏は共和党のマコネル上院院内総務に書簡で証言実現を要求。マコネル氏は先週、ホワイトハウスと調整していると述べ、証人の証言なしで弾劾裁判を短期間で終わらせる方針を示した。

シューマー氏は16日、MSNBCのインタビューで「公正な裁判について合意できると良い」と語った。

ロイター
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