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スウェーデン、社会民主労働党も組閣断念 再選挙の可能性高まる

2018年10月30日(火)10時41分

 10月29日、スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は、組閣を断念すると発表した。写真は選挙運動中に演説する同首相。9月にストックホルムで撮影(2018年 ロイター/Ints Kalnins)

[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデンの社会民主労働党党首であるロベーン首相は29日、組閣を断念すると発表した。

9月の総選挙では、社会民主労働党など中道左派連合と、穏健党を中心とする中道右派連合がほぼ拮抗し、いずれも過半数に届かなかった。

これを受けて組閣作業が進められているが、中道右派連合「アライアンス」の最大政党である穏健党のクリステルソン党首は今月14日、組閣を断念すると発表していた。

ロベーン氏は記者団に対して「現在、議会に受け入れられるような政権をわたしがつくれる可能性はない」と語り、組閣を断念すると表明した。

再選挙の可能性が浮上するなか、議会議長は「再選挙はスウェーデンの政治システムにとり大きな敗北を意味する」と述べ、政権樹立に向けた仲介でより積極的な役割を果たす考えを示した。

ロイター
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