ニュース速報

ワールド

朝鮮半島非武装化に向け初の3者協議、南北と国連軍

2018年10月17日(水)09時03分

10月16日、韓国と北朝鮮は、国連軍司令部(UNC)を含めた初めての3者協議を開いた。写真は2018年4月、韓国坡州市から北朝鮮方向を撮影(2018年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 16日 ロイター] - 韓国と北朝鮮は16日、国連軍司令部(UNC)を含めた初めての3者協議を開いた。近隣諸国が和平を求める中、朝鮮半島の非武装化の方法を話し合った。韓国国防省が明らかにした。

両国は先月の南北首脳会談で、UNCを含めた協議を実施することで合意した。UNCは米軍を主体に、非武装地帯(DMZ)を管理する。

16日の協議は南北軍事境界線のある板門店で開催し、約2時間に及んだ。UNC軍事停戦委員会のハミルトン大佐のほか、韓国と北朝鮮から大佐級の当局者が参加した。

韓国国防省は協議後に声明を発表し「今後の非武装化の手順について現実的な課題を話し合った」とした。

前月の会談の合意内容を実現するに当たり、まずは軍事境界線の半径1キロメートル内から11人の監視員を年末までに撤退することとした。

両国はまた、板門店の共同警備区域(JSA)を完全に非武装化する。JSAの監視員を各国35人に減らすほか、監視機器について情報共有することも決めた。また観光客は自由にJSAを往来することができるようになる。こうした対策は1カ月以内に導入する意向だという。韓国国防省はJSAは「平和と和解を象徴する場所」に変わると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「誰もが気に入る」、波紋広がる「中東のリ

ビジネス

ECB政策金利、いずれ2%に到達する必要=ポルトガ

ビジネス

米24年12月貿易赤字、984億ドルに拡大 輸入額

ビジネス

米ディズニーの24年10─12月期決算、予想上回る
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 7
    【USAID】トランプ=マスクが援助を凍結した国々のリ…
  • 8
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 9
    AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる.....…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中