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市場よりイタリア国民を選ぶ=ディマイオ副首相

2018年10月05日(金)17時02分

 10月5日、イタリアのディマイオ副首相(写真)は、RAI3テレビのインタビューで、選択を迫られた場合、市場に屈するよりもイタリア国民を守ることを選ぶと述べた。カイロで会見に応じる同副首相。8月撮影(2018年 ロイター/Mohamed Abd El Ghany)

[ローマ 5日 ロイター] - イタリアのディマイオ副首相は5日、RAI3テレビのインタビューで、選択を迫られた場合、市場に屈するよりもイタリア国民を守ることを選ぶと述べた。

反エスタブリッシュメント政党「五つ星運動」を率いるディマイオ氏は、「われわれは市場に注意を払っているが、(イタリア国債利回りの対独連邦債)スプレッドとイタリア国民という選択肢なら、イタリア国民の方を選ぶ」と述べた。

また、なぜ欧州連合(EU)がイタリア予算案を拒否しようとするのか理解できないとしたほか、政府が銀行や石油グループ向けの減税措置を抑える方針だとした。

トリア経済・財務相については良い仕事をしているとし、近い将来に内閣改造を行う予定はないと述べた。

「五つ星運動」と右派政党「同盟」で構成される連立政権は、2019年の財政赤字目標を対国内総生産(GDP)比で2.4%としているが、これは前政権の目標の3倍に上る。

ロイター
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