ニュース速報

ワールド

北朝鮮が弾道ミサイル発射、同国内陸部に落ち失敗のもよう

2017年04月29日(土)10時24分

 4月29日、韓国軍は、北朝鮮が同日、平壌の北方から弾道ミサイルを発射したと明らかにした。発射は失敗に終わったもようだとしている。写真は北朝鮮が金日成の生誕105周年記念軍事パレードで披露した潜水艦発射弾道ミサイル、4月15日撮影。(2017年 ロイター/Damir Sagolj)

[ソウル/東京 29日 ロイター] - 国際的な孤立を深める北朝鮮は29日、平壌の北方から1発の弾道ミサイルを発射したが、発射は失敗に終わったもようだと韓国軍が明らかにした。聯合ニュースは、発射直後に爆発したとの見方を伝えた。

国連安保理は28日、北朝鮮問題を巡り閣僚級会合を開催。議長を務めたティラーソン米国務長官は、北朝鮮のミサイル・核開発を抑制しなければ「破滅的な結果」を招くと訴えていた。

また、首相官邸で同日会見した菅義偉官房長官は、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、1発の弾道ミサイルを発射し、約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したもようだと明らかにした。

菅長官によると、英国訪問中の安倍晋三首相に直ちに報告し、安倍首相からは1)情報収集、分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行う、2)航空機、船舶等の安全確認を徹底する、3)不測の事態に備え、万全の態勢を取る──の3項目の指示があった。

菅長官は、北朝鮮の弾道ミサイル発射があったとすれば、国連安保理決議などへの明白な違反であり、たび重なる北朝鮮の挑発行為は断じて容認できず、厳重に抗議を行ったと述べた。

また、稲田朋美防衛相も同日午前、この問題で情報収集、分析を行い、北朝鮮に対する警戒、監視を強めて行く方針を示した。

*情報を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米財政赤字、2月は4%増の3070億ドル 歳出入と

ワールド

プーチン氏、クルスク州訪問 参謀総長「ウクライナ軍

ビジネス

EUが報復関税なら「対応」へ、トランプ氏表明

ワールド

ウクライナ停戦へ前向きなメッセージ受け取る、実現は
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 2
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「腸の不調」の原因とは?
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    株価下落、政権幹部不和......いきなり吹き始めたト…
  • 5
    SF映画みたいだけど「大迷惑」...スペースXの宇宙船…
  • 6
    【クイズ】ウランよりも安全...次世代原子炉に期待の…
  • 7
    トランプ第2期政権は支離滅裂で同盟国に無礼で中国の…
  • 8
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎…
  • 9
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 10
    「トランプの資産も安全ではない」トランプが所有す…
  • 1
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 2
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦している市場」とは
  • 3
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 4
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 5
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 6
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 7
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 8
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 9
    白米のほうが玄米よりも健康的だった...「毒素」と「…
  • 10
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中