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米軍、アフガンの対IS作戦で最強の非核爆弾を投下 実戦で初
4月13日、米軍は、アフガニスタン東部で過激派組織「イスラム国」が潜伏するトンネル施設を標的に「大規模爆風爆弾(MOAB)」を投下した。写真はMOAB。米フロリダ州にあるエグリン空軍基地提供(2017年 ロイター)
[ワシントン 13日 ロイター] - 米軍は13日、アフガニスタン東部で過激派組織「イスラム国(IS)」が潜伏するトンネル施設を標的に「大規模爆風爆弾(MOAB)」を投下した。
MOABは「全ての爆弾の母」と呼ばれ、非核爆弾の中では最強の破壊力を持つとされる。米軍が実戦で使用するのは初めて。
国防総省の報道官によると、爆弾はパキスタンとの国境に近いナンガルハル州アチン地区に投下された。
今回の爆弾攻撃が与えたダメージの程度は現時点で不明。
トランプ大統領は、今回の爆弾投下について「大きな成功を収めた」と発言。
ホワイトハウスのスパイサー報道官は「ISの戦闘員が移動に使っていたトンネルや洞窟を狙った」とコメント。「大型かつ強力で正確に投下できる爆弾」であり、民間人の犠牲を防ぐため「あらゆる予防的措置をとった」としている。爆弾を投下したのは現地時間午後7時前後。
外交政策の専門家は、米軍がMOABを利用したことについて、米国の軍事力を誇示する狙いよりも、トンネルという攻撃目標を考慮した面が強かったのではないかと指摘している。
*内容を追加します。