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中国、サントメ・プリンシペと国交回復 支援を約束

2016年12月26日(月)17時28分

 12月26日、中国は、西アフリカのサントメ・プリンシペと外交関係を樹立する見通し。写真はサントメ・プリンシペのパトリセ・トロボアダ首相。ニューヨーク・マンハッタンで9月に開催された国連総会で撮影(2016年 ロイター/Eduardo Munoz)

[北京 26日 ロイター] - 中国は西アフリカのサントメ・プリンシペと国交を回復し、同国に対する支援を実施する方針を示した。

サントメは先に、台湾との断交を発表。同国のパトリセ・トロボアダ首相は22日、中国の戦略的な重要性と国民の生活向上を考えれば、断交は正しい決定だったとの見解を示していた。

中国の王毅外相は調印式の後に記者団に対し、国交回復は両国にとってプラスとなると述べた。「サントメは、国連安全保障理事会の常任理事国、そして世界最大の途上国から全面的な支援を得る」と指摘。「中国は可能な限りサントメの社会経済発展や生活改善を支えていく」と述べた。

サントメのUrbino Botelho外相は、同国には美しい景観の観光資源、ギニア湾での戦略的な立地、鉱業や農業などへの投資の可能性があるとし、「中国企業が協議に関わることを望む」と述べた。

中国は1997年、サントメが台湾の存在を認めたことを受けて国交を断絶していた。

*内容を追加します。

ロイター
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