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カナダ首相が中国を公式訪問へ、今月30日から1週間

2016年08月19日(金)14時18分

 8月18日、カナダのトルドー首相は8月30日から9月6日にかけて中国を公式訪問し、両国の関係強化を図る。写真はケベック州での記者会見で7月撮影(2016年 ロイター/Chris Wattie)

[オタワ 18日 ロイター] - カナダのトルドー首相は8月30日から9月6日にかけて中国を公式訪問し、両国の関係強化を図る。首相府が18日に発表した。

北京、上海、香港を訪れるほか、杭州で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議にも出席する。

首相は声明で「訪中ではカナダと中国の関係を一層強化し、よりバランスの取れたものにするよう努力する」とした。

首相の父親であるピエール氏も元首相で、在任中の1970年に中国と国交を結んだことで知られる。トルドー首相はまた、2015年の選挙で中国との貿易拡大を公約に掲げていた。

一方で、両国間には緊張の種もあり、先週に終了した当局者間による協議では、カナダの主要輸出品であるキャノーラをめぐり中国側は検査基準強化方針を撤回しなかった。

カナダ側もスパイの罪と国家機密を盗んだ罪で中国当局に今年起訴されたカナダ人の問題について中国側に懸念を伝えている。

中国の王毅外相が6月にカナダを訪問した際には、中国の人権状況について質問したカナダ人記者に激高し、カナダ政府が中国側に王外相の振る舞いについて苦情を伝えた経緯もある。

ロイター
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