米原油在庫、3週連続で過去最高 輸入増加＝ＥＩＡ

　３月２日、週間米石油在庫統計によると、原油在庫が増加し、３週連続で過去最高を更新した。写真はフロリダ州の給油所。２００８年４月撮影。（２０１６年　ロイター／Carlos Barria）

［ニューヨーク　２日　ロイター］ - 米エネルギー省エネルギー情報局（ＥＩＡ）が２日発表した週間石油在庫統計（２月２６日終了週）によると、原油在庫が増加し、３週連続で過去最高を更新した。

原油在庫は１０４０万バレル増加し５億１８００万バレルとなった。増加幅はアナリスト予想の３６０万バレルの約３倍となり、米石油協会（ＡＰＩ）が前日に発表した週間統計の９９０万バレルも上回った。

原油先物・指標原油の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は１２０万バレル増の６６３０万バレルとなり、過去最高を更新した。

このほか、東海岸の在庫は約１２年ぶりの高水準、メキシコ湾岸地域の在庫は２００８年８月以来の大幅増となった。

製油所の処理量は日量１６万７０００バレル増。稼働率は１％ポイント上昇した。

ガソリン在庫は１５０万バレル減。予想の１１０万バレル減を超えて減少した。

留出油在庫は２９０万バレル増の１億６３６０万バレルとなり、この季節としては２０１１年以来の高水準となった。予想は１２０万バレル減だった。

原油輸入は日量５０万２０００バレル増加した。