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ロシアとトルコ、シリア介入で非難の応酬 サウジは派兵も示唆
2016年02月05日(金)16時38分
[ベイルート/モスクワ/ロンドン 4日 ロイター] - 内戦状態にあるシリアへの軍事介入をめぐり、アサド政権側を支援するロシアは4日、シリアと国境を接するトルコが軍事介入の準備をしていると非難した。
これに対しトルコも、ロシアはシリアで行なっている「犯罪」から注意をそらせようとしていると反論。ロシアによる空爆の支援を受けたシリア政府軍が、北部の要衝アレッポを包囲しようとしていることについて「兵糧攻めだ」と糾弾した。
またトルコは、ロシアによる空爆を逃れたアレッポからの難民約7万人が国境に押し寄せていると主張。治安維持のためにあらゆる方策をとる権利を有している、とした。
一方サウジアラビアは、米主導の有志連合が同調するならば、シリア国内の過激派組織「イスラム国」掃討に向けて地上部隊を派遣する用意があると発言。事態の混迷に拍車がかかっている。
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