ニュース速報

ワールド

プーチン大統領とトランプ氏が互いを賞賛、米ロ関係改善に期待

2015年12月18日(金)12時51分

 12月17日、ロシアのプーチン大統領と次期米大統領選の共和党指名有力候補であるドナルド・トランプ氏(写真)が、互いを称賛するとともに、米ロ両国の関係改善に前向きな姿勢を示した。アリゾナ州で16日撮影(2015年 ロイター/Nancy Wiechec)

[ワシントン 17日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領と次期米大統領選の共和党指名有力候補であるドナルド・トランプ氏が、互いを称賛するとともに、米ロ両国の関係改善に前向きな姿勢を示した。

プーチン大統領は、年末恒例の記者会見で、「トランプ氏には花があり、才能があることに疑問の余地はない。だが彼の長所を評価することはわれわれの仕事ではない。判断は米国民にゆだねられている」と述べた。

また、「(トランプ氏は)ロシアとの関係を深めたいと発言しており、われわれはもちろん歓迎する」と語った。

トランプ氏は、プーチン大統領の賞賛を名誉に感じるとの声明を発表。「内外で尊敬されている人物からこうした賞賛を受けるのは常に大変な名誉だ」と述べた。同氏は、「米ロがもっと協力すれば、テロを根絶し世界平和を再構築することができると常に感じている。貿易のみならず、あらゆる恩恵が相互の信頼関係からもたらされる」と語った。

米ロ関係は、クリミア問題やシリアでのイスラム国対策をめぐる姿勢の違いなどから冷え込んでおり、トランプ氏の親ロ発言は共和党指名を争うライバル候補らとかい離している。カーリー・フィオリーナ氏は、15日夜のテレビ討論会で、大統領に当選した場合、軍事政策に変化がみられなければプーチン大統領と対話すらしないつもりだと言明した。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=ダウ最高値更新、ナスダックは下落 ア

ワールド

米、ガザ停戦合意の修正案提示に向け協議中=国務省

ワールド

トランプ氏暗殺未遂の男を訴追、銃不法所持で 現場に

ワールド

マスク氏「誰もバイデン氏やハリス氏狙わない」と投稿
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優雅でドラマチックな瞬間に注目
  • 2
    エリザベス女王とフィリップ殿下の銅像が完成...「誰だこれは」「撤去しろ」と批判殺到してしまう
  • 3
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将来の「和解は考えられない」と伝記作家が断言
  • 4
    地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない…
  • 5
    バルト三国で、急速に強まるロシアの「侵攻」への警…
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    広報戦略ミス?...霞んでしまったメーガン妃とヘンリ…
  • 8
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 9
    原作の「改変」が見事に成功したドラマ『SHOGUN 将軍…
  • 10
    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 4
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 5
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 6
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優…
  • 7
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 8
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 9
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 10
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...い…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すればいいのか?【最新研究】
  • 4
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 5
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 6
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 7
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 8
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 9
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 10
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中