ニュース速報

ワールド

トランプ氏の英入国禁止のネット嘆願、3万5000人超が署名

2015年12月09日(水)19時04分

 12月9日、米大統領選で共和党指名有力候補と目されるトランプ氏がイスラム教徒の米国入国禁止を提案したことを受け、3万5000人以上の英国人が同氏の入国を禁止するネット嘆願書に署名した。米ニューハンプシャー州で1日撮影(2015年 ロイター/Mark Kauzlarich)

[ロンドン 9日 ロイター] - 来年11月の次期米大統領選で共和党指名有力候補と目されるドナルド・トランプ氏がイスラム教徒の米国入国禁止を提案したことを受け、3万5000人以上の英国人がトランプ氏の同国入国を禁止するネット嘆願書に署名した。

9日未明までに3万5827人が署名し、その数はうなぎ上り。英政府は署名数が1万を超えた嘆願書にはすべて対応し、10万を超えた段階で議会での議案対象としている。

嘆願書の一部には「英国はこれまで幾度となくヘイトスピーチをした人物の入国を禁止してきた。英国が『容認できない振る舞い』の基準を同国への入国を希望する個人に対して引き続き適用する場合、その基準はその個人の経済その他の状態いかんに関わらず、公平に適用されなければならない」と書かれている。

英当局が「容認できない振る舞い」をしたと判定した人物に、実際に入国禁止措置を出すのは英内務省。過去には、英社会に暴動を誘発するような嫌悪を煽った人物に対し、入国拒否を複数回発動している。

英首相の報道官によれば、トランプ氏の発言についてキャメロン首相は「敵対的で、救いようがなく、単純に間違っている」と考えているという。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ウニクレディトCEO、コメルツとの合併は株主価値高

ワールド

北朝鮮、10月に最高人民会議 憲法改正を議論へ

ビジネス

伊外相、中国製EV追加関税支持 中国商務相との会談

ワールド

トランプ氏暗殺未遂容疑者、同氏に批判的な投稿か ウ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将来の「和解は考えられない」と伝記作家が断言
  • 2
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優雅でドラマチックな瞬間に注目
  • 3
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライナ軍MANPADSの餌食になる瞬間の映像を公開
  • 4
    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…
  • 5
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    エリザベス女王とフィリップ殿下の銅像が完成...「誰…
  • 8
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 9
    広報戦略ミス?...霞んでしまったメーガン妃とヘンリ…
  • 10
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 4
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 5
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 6
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 7
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 8
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 9
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 10
    33店舗が閉店、100店舗を割るヨーカドーの真相...い…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 6
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 7
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 8
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 9
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 10
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中