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中国国営紙、香港の選挙改革法案否決を非難

2015年06月19日(金)21時51分

[北京 19日 ロイター] - 中国の国営紙は19日、香港政府トップをめぐる選挙制度改革法案が香港議会で否決されたことを非難する論説を掲載した。同法案は「普通選挙」としながら民主派の立候補を制限する内容となっており、中国政府が後押ししていた。

中国共産党機関紙の人民日報(海外版)は「反対派の行為は、彼らが香港の民主化プロセスの邪魔者かつ破壊者であることを示している」と指摘した。

香港の民主派は、中国政府が主導した法案は「偽の」民主モデルだと主張している。

人民日報傘下の有力国際情報紙「環球時報」(英語版)は「法案に反対した者はうぬぼれているかもしれないが、歴史の審判にさらされ、その責任を負うことになるだろう」と指摘。「香港でパンドラの箱が開かれつつあることを懸念している」とし、金融都市としての香港の地位が後退する可能性があると警告した。

ロイター
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