石油需要は増加、市場は落ち着いている＝サウジ石油相

　２月２５日、サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相（写真）は、石油需要は増加しており、市場は落ち着いていると述べた。２０１４年１１月撮影（２０１５年　ロイター/Heinz-Peter Bader）

［ジザン（サウジアラビア）　２５日　ロイター］ - サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は２５日、石油需要は増加しており、市場は落ち着いていると述べた。当地での会議の合間に記者団に語った。「市場に乱高下をもたらすものは歓迎しない」とも述べた。

原油価格が約６年ぶりの安値から戻して以降、ヌアイミ石油相の公式な発言が伝わるのは初めて。

同石油相は記者団の質問に対し「原油については話したくない。（市場の）落着きを求めているからだ」と述べ「相場はそのままにしておくべき」との考えを示した。

石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）の湾岸産油国高官は２４日、１バレル＝６０ドルの水準は「現時点では適切」と述べ、一部加盟国が求めている臨時会合の開催は必要ないとの見解を示した。