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アマゾンやウォルマートが期間限定セール、年末消費の取り込み狙う
10月10日、米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムや米小売り大手のウォルマートとターゲットなどは11月末から本格化する米年末商戦に先立ち、秋の期間限定セールを今週開始した。ニューヨーク州ウエストベリーのウォールマートで2019年11月撮影(2023年 ロイター/Shannon Stapleton)
Arriana McLymore
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムや米小売り大手のウォルマートとターゲットなどは11月末から本格化する米年末商戦に先立ち、秋の期間限定セールを今週開始した。
小売大手はここ数年、10月上旬に年末商戦関連の特売イベントを実施し、消費を分散させて収益につなげようとしている。
アマゾンは10日に開始した「プライム・ビッグディール・デイズ」で油を使わず調理できる「エアフライヤー」や炭酸水メーカー、男性用腕時計などを数量・期間限定のセール対象品として提供。
ウォルマートは10日に4日間の「ホリデーキックオフ」セールの値引き商品を発表。ダイソン製掃除機やHPのノートパソコン、アップル製品が対象となった。
デロイトによると、11月から1月の小売売上高は3.5─4.6%増の1兆5400億─1兆5600億ドルになる見込み。
KPMGの調査では、年末商戦に向けて物価高が依然、消費者の大きな懸念材料になっている。
大幅な値下げを狙う消費者は10月の特売イベントは参加を見送り、11月末の米感謝祭後のブラックフライデーやサイバーマンデーを待ってパソコンやテレビなどの高額商品を買う可能性がある。