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フランス製造業PMI、8月は46.0に下方改定 改善兆候見られず

9月1日、S&Pグローバルがまとめた8月のフランスHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.0と、速報値の46.4から下振れした。仏ディエップの自動車工場で2015年9月撮影(2023年 ロイター/Philippe Wojazer)
[パリ 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた8月のフランスHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.0と、速報値の46.4から下振れした。好不況の分かれ目となる50を7カ月連続で下回った。
HCOBのエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は発表文で「中間財部門が製造業の足を引っ張り、消費財部門のわずかな伸びをあっさり打ち消した」と説明。「製造業が数カ月以内に改善する兆候はあまり見られない」という。
新規受注サブ指数が7月の42.9から42.5に低下。フランスの産業が本格的な景気後退に向かう可能性を示唆している。
この悲観的な見通しは雇用市場のムードにも影響しており、採用意欲を示すサブ指数は2020年8月以来の低水準に落ち込んだ。