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米住宅価格、5月は前月比で上昇 住宅市場の安定示唆

5月の米住宅価格は前月比で上昇した。住宅市場は住宅ローン金利の高騰を背景に数カ月にわたり需要が低迷していたが、安定しつつあることが示された。(2023年 ロイター/Sarah Silbiger)
[25日 ロイター] - 5月の米住宅価格は前月比で上昇した。住宅市場は住宅ローン金利の高騰を背景に数カ月にわたり需要が低迷していたが、安定しつつあることが示された。
米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが25日発表した5月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前月比(季節調整後)で0.7%上昇した。米20都市圏住宅価格指数は前月比1%上昇と、ロイターがまとめたエコノミスト予想の0.7%上昇を上回った。
前年同月比では、全国の住宅価格指数が0.5%下落。4月は0.1%下落だった。米20都市圏住宅価格指数では1.7%下落。前月も1.7%下落していた。市場予想は2.2%下落だった。
S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズのマネジング・ディレクター、クレイグ・ラザラ氏は「米住宅価格は2022年6月以降下落し始めたが、5月のデータは下落の最終月が23年1月だったとの見方を補強している。もちろん、過去4カ月間の価格上昇は、住宅ローン金利の上昇や全般的な景気低迷によって終わる可能性もある。しかし、5月のデータの幅広さと力強さは今後数カ月を楽観視する見方と一致している」と述べた。
米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した5月の住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比で2.8%上昇と4月の3.1%から鈍化し、伸びは2012年5月以降で最小となった。
前月比では0.7%上昇。4月も0.7%上昇だった。
ブライトMLSのチーフエコノミスト、リサ・スターテバント氏は「在庫の少なさと驚くほど底堅い住宅需要により、多くの市場で住宅価格は安定しているか上昇している」と言及。「しかし、今年後半に在庫が増え始めると同時に、多くの市場で値ごろ感の天井が見えてくる。その結果、住宅価格の『底打ち』は、市場の『W型』の前半部分に過ぎない可能性がある」と述べた。