ニュース速報

ビジネス

香港拠点の淡泰資本が主力ファンドを閉鎖へ

2023年07月05日(水)07時31分

[香港 4日 ロイター] - 香港を拠点とするヘッジファンドの淡泰資本は、主力ファンド「マスター・ファンド」を閉鎖する。6月27日付の同社による投資家向け書簡の内容をロイターが確認した。

淡泰資本は、中国市場の現在の環境に同社の投資手法は適合しなくなっており、長期的な成功は見込めないと説明。向こう3カ月かけてマスター・ファンドの資産の90%余りを清算するとしている。

マスター・ファンドのリターンは昨年がマイナス46%、今年1─5月もマイナス26%と不振が続いていることが、別の投資家向け書簡から判明している。

淡泰資本は今年2月に規制当局へ報告した時点で、総資産は8億3800万ドルで、うち7億7400万ドルがマスター・ファンドで運用されていた。

中国では、「ゼロコロナ」政策解除後の株高が失速し、資産運用業界は苦戦を強いられている。何カ月にもわたって期待外れの経済指標が発表されたこともあり、MSCI中国株指数は年初来で6%下落。この間にMSCI世界株指数は13%上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ外相がトルコ訪問、大統領と黒海の安全航行

ワールド

生物多様性COP16開幕、自然保護に向けた資金確保

ワールド

国連2機関のトップ、ガザ人道支援にイスラエル首相の

ビジネス

FRB、経済の軟着陸達成へ利下げ継続必要=SF連銀
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「ATACMS」攻撃、無防備な兵士たちを一斉爆撃
  • 3
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 4
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 7
    「なぜその格好...」ルーブル美術館を貸し切った米モ…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 10
    グロズヌイ「巨大爆発」の瞬間映像...「戦時」の不安…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料を1ウォンも払わず 「連絡先分からず」と苦しい言い訳
  • 4
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 5
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 6
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 9
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 10
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 5
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 8
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 9
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 10
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中