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配車・宅配グラブ、1000人削減へ 競争力維持目指す=CEO

東南アジア最大の配車・宅配サービス企業グラブ・ホールディングスは、従業員の11%に当たる1000人を削減する。アンソニー・タンCEOが20日明らかにした。写真はグラブのロゴ。シンガポールで2019年3月撮影(2023年 ロイター/Anshuman Daga)
[シンガポール 20日 ロイター] - 東南アジア最大の配車・宅配サービス企業グラブ・ホールディングスは、従業員の11%に当たる1000人を削減する。アンソニー・タン最高経営責任者(CEO)が20日明らかにした。
コスト管理と、長期的に安価なサービスの確実な実現が必要なためと説明した。新型コロナウイルスによる感染拡大以降、最大規模の削減となる。
20日夜に従業員宛に送付された文書をロイターが閲覧したところによると、タン氏は削減について「収益性への近道」ではなく、ビジネス環境に適応するための戦略的な組織再編だと述べた。
タン氏は「かつてない速さで変化が起きている。生成AI(人工知能)のような技術が猛烈な速さで進化し、資本コストが上がり、競争環境に直接影響している」と指摘。
その上で「より手頃な価格のサービスを持続的に提供し、社会への浸透をさらに深めるため、当社の規模と機敏な実行およびコストリーダーシップを組み合わせる必要がある」と述べた。