ニュース速報

ビジネス

米輸入物価、5月は0.6%下落 エネルギーや食品が押し下げ

2023年06月16日(金)00時32分

米労働省が15日に発表した5月の輸入物価指数は前月比0.6%下落した。エネルギー製品と食品の価格が低下し、全体を押し下げた。4月は0.3%上昇していた。(2023年 ロイター/Lindsey Wasson)

[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日に発表した5月の輸入物価指数は前月比0.6%下落した。エネルギー製品と食品の価格が低下し、全体を押し下げた。4月は0.3%上昇していた。

ロイターがまとめた5月の市場予想は、関税を除く輸入物価で0.5%下落だった。

5月の前年同月比は5.9%と大きく下落し、下落幅は2020年5月以来3年ぶりの大きさとなった。4月は4.9%下げており、4カ月連続で下落した。インフレ抑制に取り組んでいる米連邦準備理事会(FRB)には好材料となった。

5月の輸入燃料・潤滑油価格は前月比6.4%下落した。4月は4.1%上昇していた。石油・石油製品価格が5.9%下げ、天然ガスは26.1%と急落した。食品・飼料・飲料も1.1%下げた。

燃料と食料を除くコア輸入物価は0.1%上昇した。4月は0.1%下げていた。

資本財は5月に0.1%上昇。自動車を除く消費財は横ばいだった。

輸出物価は1.9%下落した。4月は0.1%下げていた。

5月の農産物は2.1%下落。トウモロコシ、大豆、小麦などが押し下げた。

農産物以外の輸出物価は1.8%下落した。

輸出物価は前年同月比で10.1%下落し、1984年9月の統計開始以来最大の下げ幅を記録した。4月は6.0%下げていた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

焦点:アサド氏逃亡劇の内幕、現金や機密情報を秘密裏

ワールド

米、クリミアのロシア領認定の用意 ウクライナ和平で

ワールド

トランプ氏、ウクライナ和平仲介撤退の可能性明言 進

ビジネス

トランプ氏が解任「検討中」とNEC委員長、強まるF
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 2
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はどこ? ついに首位交代!
  • 3
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 4
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 5
    「2つの顔」を持つ白色矮星を新たに発見!磁場が作る…
  • 6
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?.…
  • 7
    300マイル走破で足がこうなる...ウルトラランナーの…
  • 8
    今のアメリカは「文革期の中国」と同じ...中国人すら…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ関税 90日後の世界──不透明な中でも見えてき…
  • 1
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 5
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 6
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    動揺を見せない習近平...貿易戦争の準備ができている…
  • 10
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中