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米新規失業保険申請、横ばいの26.2万件 周辺部にほころびも

米労働省が15日発表した6月10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から横ばいの26万2000件だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万9000件。労働市場はおおむね底堅く推移しているものの、周辺にほころびが見られ始めている。(2023年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省が15日発表した6月10日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週から横ばいの26万2000件だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は24万9000件。労働市場はおおむね底堅く推移しているものの、周辺にほころびが見られ始めている。
申請件数が横ばいとなったことの背景には、ミネソタ州で一部の教職員が夏休み中に失業給付を受給できるようになったことがある。ただ、こうした影響を踏まえてもレイオフは増加しており、季節調整前の申請件数は2万8763件増の24万9212件だった。
州別ではミネソタ州で3664件増加したほか、テキサス州で7123件増加。カリフォルニア州、ジョージア州、フロリダ州、イリノイ州、インディアナ州、ニューヨーク州でも増加した。
6月3日までの1週間の継続受給件数は2万件増の177万5000件だった。