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米テスラ、スペイン・バレンシア州政府と自動車投資で協議=関係筋

6月8日、米電気自動車(EV)大手テスラが、スペインのバレンシア州高官と政府と自動車投資について協議を進めている。事情に詳しい関係者がロイターに明らかにした。上海で2019年撮影(2023年 ロイター/Aly Song)
[マドリード 8日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラが、スペインのバレンシア州高官と政府と自動車投資について協議を進めている。事情に詳しい関係者がロイターに明らかにした。
バレンシア州政府報道官はロイターに対し、「大型の自動車投資」について匿名の会社と会合と協議を行ったとしたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
別の関係者は、その会社はテスラだと認めた。スペインのビジネス紙シンコ・ディアスは関係者の話として、投資は自動車工場の建設向けで、45億ユーロ(48億3000万ドル)に上る可能性があると述べた。ロイターは投資の規模と種類を確認できなかった。
バレンシア州政府は声明で、テスラとの合意があったことを否定した。テスラのコメントは得られていない。スペイン中央政府はコメントを控えた。
スペインは欧州第2位の自動車生産国で、欧州連合(EU)のパンデミック復興基金を利用して、EVとEV用バッテリーの生産に投資するメーカーを誘致している。
現在、テスラが欧州に持つ工場は昨年建設したドイツのブランデンブルク州工場だけだ。