ニュース速報
ビジネス
ハンガリー中銀、翌日物預金金利を1%引き下げて17%に
ハンガリー国立銀行(中央銀行)は23日、翌日物預金金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げて17%とすることを決めた。写真は、ハンガリーの1万フォリント紙幣(右)と2万フォリント紙幣。2014年2月6日に撮影。(2023年 ロイター/Bernadett Szabo)
[ブダペスト 23日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(中央銀行)は23日、翌日物預金金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げて17%とすることを決めた。24日から実施する。また、インフレの鈍化に伴って「段階的に」追加利下げする可能性があるとの見通しを示した。
マトルチ総裁は記者会見で、経常収支の改善、インフレの鈍化、今年に入ってからの通貨フォリント相場の安定の全てが、この日の金融政策正常化開始に寄与したと説明。「今日の決定後もインフレが全ての人々にとっての敵であるのは変わらない」と述べ、主要政策金利である基準金利の引き下げは当面議題に上らないだろうと述べた。
中銀は声明で「先を見通すと、市場の安定は物価安定の達成にとっても重要だ。今の環境では慎重かつ漸進的なアプローチが正当化される」と指摘した。「リスクに対する受け止め方の改善が続けば、1日物預金ファシリティーの入札適用金利と基準金利の段階的な収れんを継続する」とした。