ブラックストーンとトムソン・ロイター、ＬＳＥＧ株30億ドル追加売却へ

　５月１６日、米投資会社ブラックストーンとトムソン・ロイターなどの投資家連合は、ＬＳＥＧ（ロンドン証券取引所グループ）の約３０億ドル相当の株式を追加売却することを目指している。ロンドン証取で２０１７年１２月撮影（２０２３年　ロイター/Toby Melville）

［ロンドン　１６日　ロイター］ - 米投資会社ブラックストーンとトムソン・ロイターなどの投資家連合は、ＬＳＥＧ（ロンドン証券取引所グループ）の約３０億ドル相当の株式を追加売却することを目指している。投資銀行の資料（タームシート）により１６日に判明した。

ブラックストーンとトムソン・ロイターは３月にもＬＳＥＧ株を売却した。

今回は議決権のおよそ５．５％に当たる２８００万株前後が売却される予定。引き合いは強く、既に応募超過の状態になっているという。

売却手続きを担当しているのはＪＰモルガン、バンク・オブ・アメリカ、バークレイズ、シティの４行。

４月３０日時点でトムソン・ロイターが保有していたＬＳＥＧ株は４７４０万株（５０億ドル相当）。トムソン・ロイターは年内に段階的な形で売却を始める方針を示していた。

ＬＳＥＧはこれとは別に、ブラックストーンとトムソン・ロイターから２０２４年４月までに最大７５００億ポンド相当の自社株を買い戻す計画だ。