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アステラスの更年期障害経口薬、米FDAが承認 非ホルモン療法

米食品医薬品局(FDA)は12日、アステラス製薬が開発した閉経に伴うホットフラッシュ(ほてり)などの治療薬「Veozah(一般名フェゾリネタント)」を承認した。写真はアステラス製薬のロゴ。東京で2019年撮影。(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon/File Photo)
[12日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は12日、アステラス製薬が開発した閉経に伴うホットフラッシュ(ほてり)などの治療薬「Veozah(一般名フェゾリネタント)」を承認した。
承認前に同社のバイオファーマ開発責任者、マルチ・イングリッシュ氏はロイターに米国でこうした症状に悩まされる女性は2025年までに推定2100万人に達するとの推計を示した。
アステラスによると、卸売り価格は30日分が550ドルで、今後3週間以内に薬局で入手可能となる見通し。
ほてりや夜の発汗など更年期障害には現在、ホルモン補充療法が行われているが、乳がんと血栓の発症リスクを高める恐れがある。Veozahは非ホルモン療法で、臨床試験によって症状を緩和し、患者の生活の質が向上することが示された。
同薬には肝酵素の上昇ないし肝障害の発症についての注意書きが添付される。