ニュース速報

ビジネス

訂正-米国株式市場=反発、インフレ指標見極め 原油高でエネルギー株に買い

2022年12月24日(土)11時24分

米国株式市場は、インフレ指標の結果と利上げ見通しを見極めようとする動きが続く中、上昇して終了した。11月11日、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

(第7段落の「約2年ぶり高値」を「約2年ぶり安値」に訂正します)

[23日 ロイター] - 米国株式市場は、インフレ指標の結果と利上げ見通しを見極めようとする動きが続く中、上昇して終了した。原油高を受けエネルギー株が急伸したことも押し上げ要因になった。

商務省発表の11月の個人消費支出(PCE)は前月比0.1%増加。ロイターがまとめたエコノミスト予想でPCEは0.2%増だった。

前日の取引では株価は急落。第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値が年率換算で前期比3.2%増と、改定値の2.9%増から上方修正されたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが長期化し、景気後退(リセション)が引き起こされるのではないかとの懸念が出たことが背景だった。

ただ、TDアメリトレード(イリノイ州シカゴ)のヘッドトレーディングストラテジスト、ショーン・クルーズ氏は、この日発表のPCEはほぼ予想通りの結果となり、今のところは前日に出たような懸念は緩和されていると指摘。ただ、経済情勢と企業業績に影響が及ぶため、FRBが来年はどのような政策を取るか市場は神経質になっているとの見方を示した。

週間ではS&P総合500種とナスダック総合が3週間続落。ダウ工業株30種は0.9%上昇した。上昇は過去3週間で初めて。

TDアメリトレードのクルーズ氏は、前日から商いが細っているため、値動きが拡大されている可能性があると指摘。特にこの日は3連休を控え売買高が大幅に減少した。

個別銘柄では電気自動車(EV)大手テスラが約2年ぶり安値(訂正)を更新。イーロン・マスク最高経営任者(CEO)は前日、今後2年間テスラ株を売却しないと表明した。

ダウ・ジョーンズを傘下に持つメディア大手ニューズ・コーポレーションは2.8%高。ブルームバーグLPを所有する実業家マイケル・ブルームバーグ氏が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を発行するダウ・ジョーンズか米紙ワシントン・ポストの買収に関心を示していることが分かった。

このほか、ロシアの減産示唆を受け原油価格が上昇し、エネルギー株に買いが入った。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.06対1の比率で上回った。ナスダックでも1.09対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は77億5000万株。直近20営業日の平均は114億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33203.93 +176.44 +0.53 32961.0 33226. 32814.

6 14 02

前営業日終値 33027.49

ナスダック総合 10497.86 +21.74 +0.21 10437.7 10514. 10361.

5 76 82

前営業日終値 10476.12

S&P総合500種 3844.82 +22.43 +0.59 3815.11 3845.8 3797.0

0 1

前営業日終値 3822.39

ダウ輸送株20種 13564.76 +143.66 +1.07

ダウ公共株15種 975.58 +9.34 +0.97

フィラデルフィア半導体 2535.49 +2.16 +0.09

VIX指数 20.87 -1.10 -5.01

S&P一般消費財 1008.10 +7.13 +0.71

S&P素材 495.38 +3.52 +0.71

S&P工業 832.86 +4.72 +0.57

S&P主要消費財 785.87 +4.11 +0.53

S&P金融 565.89 +3.46 +0.62

S&P不動産 233.80 +2.05 +0.88

S&Pエネルギー 668.33 +20.49 +3.16

S&Pヘルスケア 1588.53 +1.31 +0.08

S&P通信サービス 159.50 +1.70 +1.08

S&P情報技術 2175.54 +2.50 +0.12

S&P公益事業 360.80 +3.76 +1.05

NYSE出来高 6.16億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 26240 + 90 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 26215 + 65 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

インド、米相互関税27%の影響精査 アジア競合国よ

ビジネス

米人員削減、3月は60%急増 連邦職員解雇で=チャ

ワールド

訪米のロ特使、「関係改善阻む勢力存在」と指摘

ビジネス

イスラエルがシリア攻撃強化、暫定政権に警告 トルコ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台になった遺跡で、映画そっくりの「聖杯」が発掘される
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 5
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 6
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のため…
  • 7
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 8
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 9
    博士課程の奨学金受給者の約4割が留学生、問題は日…
  • 10
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 8
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 9
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジ…
  • 10
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中