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英アストラゼネカ、第3四半期は市場予想超え がん治療薬が好調

英製薬大手アストラゼネカが10日発表した第3・四半期決算は利益と売上高がアナリスト予想を上回った。写真は英マックルズフィールドで2021年5月撮影(2022年 ロイター/Phil Noble)
[10日 ロイター] - 英製薬大手アストラゼネカが10日発表した第3・四半期決算は利益と売上高がアナリスト予想を上回った。主力のがん治療薬の売り上げが好調だった。同社は通年の利益見通しを引き上げた。
第3・四半期の総売上高は為替レートの影響を除いたベースで109億8000万ドル、中核利益は1株当たり1.67ドル。リフィニティブによると、アナリスト予想の平均は売上高が約107億3000万ドル、利益が1株当たり1.52ドルだった。
主力のがん治療薬である「タグリッソ」と「イムフィンジ」の売り上げが好調で好決算に寄与した。がん治療部門全体の売り上げは24%増えた。
同社は新たに、通年の調整後1株利益について、20%台後半から30%台前半の伸びを予想。従来は20%台半ばから後半の伸びを予想していた。
通年の売上高や中核利益については為替のマイナスの影響を受けるとの見方を示した。