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シンガポールのOCBC銀、第3四半期は過去最高益 予想上回る

11月4日、東南アジア第2位の銀行であるシンガポールのOCBC銀行が発表した第3・四半期決算は利益が市場予想を上回り、過去最高を記録した。金利上昇が利益を押し上げた。写真は同行のロゴ。シンガポールで8月撮影(2022年 ロイター/Anshuman Daga )
[シンガポール 4日 ロイター] - 東南アジア第2位の銀行であるシンガポールのOCBC銀行が4日発表した第3・四半期決算は利益が市場予想を上回り、過去最高を記録した。金利上昇が利益を押し上げた。
純利益は前年同期比31%増の16億シンガポールドル(11億3000万米ドル)。リフィニティブがまとめたアナリスト4人の予想平均15億5000万シンガポールドルを上回った。
ヘレン・ウォン最高経営責任者(CEO)は通年の目標について、1桁台半ばとしている融資の伸びを含め、達成する見通しだと述べた。資産の質は健全で、システミックなストレスの兆候はないとした。
シンガポールの同業DBSグループとUOBグループも四半期利益が過去最高となった。
OCBCの決算では貸倒引当金が6%減少し、純金利収入は44%増の21億シンガポールドルと、過去最高を記録した。
純金利マージンは54ベーシスポイント(bp)拡大して2.06%となった。