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ドイツ、新たな対中通商政策採用へ 依存度引き下げ=経済相

ドイツのハーベック経済相は9月13日、ロイターのインタビューに応じ、中国産の原材料、バッテリー、半導体への依存度を減らすために新たな対中通商政策に取り組んでいると述べた。写真は9月13日、ベルリンで開催された経営者フォーラムで、ハーベック経済相を映したスクリーンを見る人々(2022年 ロイター/Michele Tantussi)
[ベルリン 13日 ロイター] - ドイツのハーベック経済相は13日、ロイターのインタビューに応じ、中国産の原材料、バッテリー、半導体への依存度を減らすために新たな対中通商政策に取り組んでいると述べた。対中強硬路線を政策措置に反映させることを明らかにしたのは初めて。
同相は中国が歓迎すべき貿易相手国としながらも、同国の保護主義が競争をゆがめるのを許容することはできず、ビジネスを失う恐れがあるからといって人権侵害への批判を控えるつもりもないと表明。「われわれは自らが脅迫されることを許容できない」と述べた。
新たな措置の全容は明らかにしなかったが、インフラなど中国の欧州投資をより詳しく調査することを含むという。
中国は過去6年間、ドイツにとって最大の貿易相手国であり、その額は2021年に2450億ユーロ(2460億ドル)以上に達した。