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中国メディア、米国に上場する中国企業の監査巡る米中協定を称賛

中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は8月27日、米国に上場している中国企業の監査状況を米当局が検査することを認める協定を両国が結んだことについて、両国に「有益な教訓」をもたらしたと称賛した。2021年1月、ニューヨークで撮影(2022年 ロイター/Mike Segar)
[上海 27日 ロイター] - 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は27日、米国に上場している中国企業の監査状況を米当局が検査することを認める協定を両国が結んだことについて、両国に「有益な教訓」をもたらしたと称賛した。
協定によって電子商取引大手、アリババ・グループ・ホールディングなどの中国企業が米市場から締め出されるリスクが回避された。
環球時報の論説記事は、米中間に意見の相違があることは正常だが、それを「全面的な対立に向かう口実にすべきではない」ことを今回の合意が示していると論じた。
米国は企業への監督を強化する必要がある一方で、中国は国家安全保障を維持しなければならないとした上で「双方の懸念が互いに理解、尊重されるとともに、賢明な取り決めによって双方のニーズが満たされたことは称賛に値する」とした。