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米ウォルマート、通年見通し下方修正 食料・燃料価格上昇が重し

米小売大手ウォルマートは25日、通年の利益見通しを下方修正した。2018年2月撮影(2022年 ロイター/Daniel Becerril)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米小売大手ウォルマートは25日、通年の利益見通しを下方修正した。利益率の低い食品の販売が増加する中、在庫解消のための値下げが重しになっているとした。
発表を受け、ウォルマートの株価は取引終了後の時間外取引で8%下落した。
ウォルマートは、第2・四半期の調整後1株当たり利益は約8─9%減少すると予想。通年業績については、利益が11─13%減、資産売却などの影響を除く1株当たり利益は10─12%減になるとの見通しを示した。
マクミロン最高経営責任者(CEO)は「食料・燃料価格の上昇で消費行動に影響が出ている」とし、「下半期は一般商品への圧力が一段と強まると予想している」と述べた。
ウォルマートは、食料価格の高騰で一般商品の購買力に影響が出ているとし、衣料品などの在庫を解消するために一段の値下げをせざるを得なくなっているとしている。
ただ、食料価格の急騰を受け、国内既存店売上高の見通しを上方修正。燃料を除く既存店売上高は6%増加するとの見通しを示した。従来は4─5%増としていた。