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午後3時のドルは135円付近、米の対中関税見直し期待で豪ドル高

6月20日 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの135円付近。写真はドル紙幣。2009年11月撮影。(2022年 ロイター/Rick Wilking)
[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの135円付近。イエレン米財務長官が19日、対中関税の見直しに言及したことで、豪ドルやNZドルが小幅に買われたが、きょうは米国が休場となることもあり、動意は限られた。
週明け取引で動きが目立ったのは、オセアニア通貨。豪ドルが93円前半から94円前半へ、NZドルが84円後半から85円半ばへ上昇した。
市場では、イエレン財務長官が19日、トランプ前政権から引き継いだ対中関税の一部は「戦略的目的を果たしていない」とし、バイデン大統領がインフレ抑制策として撤回を検討していると述べたことが話題となった。
発言を受けて、この日の中国株は底堅く推移。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は0.7%高で、前週の高値を突破。今年3月以来の高値を更新した。
豪ドルやNZドルは対米ドルでも同様にじり高。しかし取引量は限られ、大きな動きには至らなかった。
ドル/円は前週末引け値とほぼ同水準で取引が始まり、仲値に向けて一時135.44円まで上昇。日銀会合前の15日につけた24年ぶり高値135.60円に迫る場面もあったが、公示後は買いが一巡し、134円後半から135円前半でもみあいとなった。
市場では「日米の金融政策の方向性の違いから円安基調となりやすい一方、各国中銀による金融引き締めで世界的な景気減速懸念も意識されやすい」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)との声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 135.04/06 1.0526/30 142.19/23
午前9時現在 135.28/30 1.0488/92 141.90/94
NY午後5時 134.96/99 1.0498/02 141.64/68