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中国恒大、香港の土地巡り法的助言模索 管財人指名受け

中国の不動産開発大手、中国恒大集団は1月30日、香港・元朗地区の未開発の土地を巡り管財人が指名されたと明らかにした。深センの本社ビルで2021年9月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)
[香港 30日 ロイター] - 中国の不動産開発大手、中国恒大集団は30日、香港・元朗地区の未開発の土地を巡り管財人が指名されたと明らかにした。
事情を直接知る関係筋は、米投資会社オークツリーが債権者だとしているが、恒大の発表文で言及はなかった。
恒大は香港証券取引所への開示で、元朗地区の土地は同グループが2021年1月に借り入れた5億2000万ドルの資金調達取引で担保になっていると明らかにした。
その上で「当社の法律上の権利を守るため法的助言を求めている。同時に、グループへのリターンを最大化できる解決策を目指して貸し手と積極的に協議している」と説明した。
被担保債務の履行後に同資産に価値が残った場合、オフショア関連事項を優先する方針も示した。
また、管財人指名や担保資産売却の可能性は「グループの事業や財務ポジションに重大な影響を及ぼさず、現在行っている債務再編にも影響しない」と強調した。
オークツリーはロイターの取材に対しコメントを控えた。