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米国株式市場=主要3指数約1%高、FOMC結果への反応限定的
米国株式市場は主要株価3指数が軒並み約1%上昇。米連邦準備理事会(FRB)が近くテーパリング(量的緩和の縮小)に着手する認識を示したものの、市場の反応は限定的だった。(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が軒並み約1%上昇。米連邦準備理事会(FRB)が近くテーパリング(量的緩和の縮小)に着手する認識を示したものの、市場の反応は限定的だった。
S&P総合500種は、1日の上昇率としては7月23日以来の高さとなった。アップルや他のハイテク銘柄が上昇を主導した。
FRBは21─22日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、全般的な経済指標は「引き続き力強さを増している」とし、こうした進展が予想通りに継続すれば、資産買い入れペースの鈍化は「近く正当化される」という見解を示した。
FOMCの結果を受け、銀行株の買いが膨らみ、S&P銀行株は2.1%高。S&P金融株も1.6%上昇した。
キングスビュー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ポール・ノルテ氏は「FRBはテーパリングを開始するだろうが、時期や規模については明確にしなかった。状況は変わっていない」と指摘。「金融状況は引き続き非常に緩和的で、市場は過度に反応しなかった」と述べた。
中国の不動産開発大手、中国恒大集団を巡る懸念が和らぐ中、相場は序盤から堅調に推移。FOMC声明やパウエルFRB議長の会見を受けて振れる展開となったものの、その後は声明発表前の水準で引けた。
中国恒大の主要部門、恒大地産集団は22日、9月23日の社債利払いを行うと発表した。
宅配大手フェデックスは9.1%安。21日に発表した第1・四半期(6─8月)決算は7%の減益となり、通期の利益見通しも引き下げた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を3.88対1の比率で上回った。ナスダックでも2.38対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は99億1000万株。直近20営業日の平均は99億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34258.32 +338.48 +1.00 34006.87 34440.4 34006.8
2 7
前営業日終値 33919.84
ナスダック総合 14896.85 +150.45 +1.02 14800.59 14950.1 14767.0
2 2
前営業日終値 14746.40
S&P総合500種 4395.64 +41.45 +0.95 4367.43 4416.75 4367.43
前営業日終値 4354.19
ダウ輸送株20種 14000.78 -67.19 -0.48
ダウ公共株15種 898.05 -0.44 -0.05
フィラデルフィア半導体 3412.02 +66.99 +2.00
VIX指数 20.87 -3.49 -14.33
S&P一般消費財 1454.97 +18.88 +1.31
S&P素材 502.98 +5.01 +1.01
S&P工業 838.60 +8.00 +0.96
S&P主要消費財 731.50 +1.89 +0.26
S&P金融 617.55 +9.62 +1.58
S&P不動産 292.48 +2.65 +0.91
S&Pエネルギー 370.71 +11.37 +3.17
S&Pヘルスケア 1534.22 +1.35 +0.09
S&P通信サービス 273.68 -0.03 -0.01
S&P情報技術 2715.18 +37.39 +1.40
S&P公益事業 333.26 -0.36 -0.11
NYSE出来高 9.33億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 29840 + 320 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 29765 + 245 大阪比