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中国、未成年のオンラインゲームのプレイ時間をさらに制限
新華社によると、中国政府は30日、18歳未満の未成年がオンラインゲームをプレイできる時間を金曜日、週末、祝日の現地時間午後8時から午後9時に制限した。写真は安徽省のネットカフェ。2018年8月撮影(2021年 ロイター)
[上海 30日 ロイター] - 新華社によると、中国政府は30日、18歳未満の未成年がオンラインゲームをプレイできる時間を金曜日、週末、祝日の現地時間午後8時から午後9時に制限した。
国家新聞出版署(NPPA)がルールを公表した。ゲーム依存症に対する懸念に対応する。
新華社によると、NPPAの広報担当者は「ティーンエージャーは母国の未来だ。未成年者の心身の健康を守ることは国民の重大な利益につながり、国家の若返り時代における若い世代の育成に関係している」と述べた。
オンラインゲーム会社は、この時間外に未成年にゲームのサービスを提供してはならず、実名での登録であることを検証するシステムを導入する必要がある。
中国政府はこれまで、未成年のプレイ時間について、休日・祝日は一日3時間まで、平日は一日1.5時間までと定めていた。
中国では、アリババ・グループや騰訊控股(テンセント・ホールディングス)など、大手ハイテク企業の取り締まりを強化する動きが広がっており、投資家の間に不安が広がっている。
新華社によると、国家新聞出版署は、オンラインゲーム会社がプレイ時間の制限とゲーム依存症防止のためのシステムを導入しているか、これまでよりも頻繁に厳しく点検する方針も示した。
これを受け、テンセント株を29%保有するオランダに上場するハイテク投資会社プロサスが1.45%安。ユービーアイソフトやエンブレーサーが2%超下落した。
また、米市場に上場している中国のオンラインゲーム会社、網易(ネットイース)は7%超下落。ビリビリは5%超安。
米国株では、エレクトロニック・アーツ、テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア、アクティビジョン・ブリザードも軟調に推移。