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独、コロナ動向把握に入院患者数を利用 感染者数から変更

ドイツは新型コロナウイルス感染拡大抑制策の導入の是非を決定するにあたり感染者数ではなく、入院患者数の動向を参考にする方針に転換する。写真はドイツで5月11日撮影(2021年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツは新型コロナウイルス感染拡大抑制策の導入の是非を決定するにあたり感染者数ではなく、入院患者数の動向を参考にする方針に転換する。メルケル首相が23日、発表した。
ドイツは感染者数の7日平均を主要な目安としていたが、ワクチン接種を完了した人が増える中、ロックダウン(都市封鎖)などの措置が必要か判断するにあたり、別の指標を目安にするよう声が上がっていた。
メルケル首相は「多くの人がワクチンを接種しているため、人口1万人当たりの感染者数が50人に達しても、包括的な感染拡大抑制策はもはや必要ないとの結論に達した」とし、 医療システムが逼迫しているか判断するにあたり、連邦政府と各州政府は入院患者数の動向をモニターすると述べた。
新たな目安について、連邦政府は16州の州首相と近く協議する。
ドイツでは人口の約59%が接種を完全に済ませている。
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