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JPモルガンの「持続可能性格付け」引き下げ、スーパーリーグ巡り
スタンダード・エシックスは4月21日、米大手銀行JPモルガン・チェースの「持続可能性(サステナビリティー)格付け」を、「スーパーリーグ」構想への資金面での関与を理由に引き下げたと発表した。ロンドンで2013年9月撮影(2021年 ロイター/Neil Hall)
[ロンドン 21日 ロイター] - スタンダード・エシックスは21日、米大手銀行JPモルガン・チェースの「持続可能性(サステナビリティー)格付け」を引き下げたと発表した。欧州各国のトップサッカーチームによる「スーパーリーグ」構想への資金面での関与を理由に挙げた。
スタンダード・エシックスは環境・社会・企業統治などさまざまな指標に基づいて企業などのサステナビリティー格付けを決定している。
JPモルガンは「EEマイナス」から「Eプラス」へ格下げした。これは「適合(Adequate)」から「不適合(Non-compliant)」への引き下げに相当するという。
スーパーリーグを巡ってはファンや選手、政治家などから批判が相次ぎ、多くのチームが撤退を表明した。
スタンダード・エシックスは国連・経済協力開発機構(OECD)・欧州連合(EU)のガイドラインに基づき、また利害関係者の利益も加味してサステナビリティーに関する最善の行為を設定しており、スーパーリーグ構想に参加したチームとJPモルガンによる説明はこれに反していると指摘した。