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東京マーケット・サマリー(5日)
<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円半ば。海外市場でドルが買われた流れを引き継ぎ、一時111.71円と8月30日以来、約1週間ぶり高値を更新した。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は4日続落した。前日の米国株市場で小幅安となった流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の動向や、米中貿易摩擦の再燃などが警戒された。関西国際空港の閉鎖が続き、関連銘柄が売られたことも重しとなった。上海総合指数の下落により日経平均の下げ幅も拡大。終値は116円安となり、きょうの安値圏で引けた。
東証1部騰落数は、値上がり701銘柄に対し、値下がりが1297銘柄、変わらずが107銘柄だった。
<短期金融市場> 17時07分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.052%になった。取引レンジは前日を大きく変わっていない。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.101%とマイナス幅を縮小。ユーロ円TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.063%と横ばい。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。
<円債市場>
長期国債先物は続伸で引けた。前日の米債安の流れを引き継いで売りが先行。10年債入札を前にしたヘッジもみられた。入札を無難にこなすと、終盤にかけて買いが優勢となり強含みで推移した。
現物債市場では、超長期債利回りに低下圧力がかかった。最終投資家などの実需が観測されていた。長期ゾーンは小動き。あすの長期を対象にした日銀オペに対する不安は後退しているが、オファー額を確認するまでは動きにくいとの声があった。