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米国株は反発、企業決算に注目 地政学リスク懸念薄れる
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4月16日、米国株式市場は反発して取引を終了。2017年4月撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終了。ハイテク株とヘルスケア関連株の上昇が主導した。週末に米国主導でシリアに対するミサイル攻撃が実施されたものの、投資家の関心は企業決算に向けられた。
先週末13日の米株市場はシリア情勢を巡る懸念から下げて引けたが、週末に欧米がシリアを攻撃した後もシリアを支援するロシアが報復措置に出なかったため、投資家の地政学リスクを巡る懸念は薄れているもよう。
市場関係者は、企業決算への高い期待がトレーダーだけでなく長期投資家も市場に呼び込んでいる可能性を指摘する。
トムソン・ロイターの調査によると、S&P総合500種指数<.SPX>採用企業の2018年第1・四半期決算は、前年同期比18.6%の増益となる見通しで、7年ぶりの大幅増益が予想されている。
米動画配信大手ネットフリックス
決算発表を翌日に控えた米医療保険最大手ユナイテッドヘルス・グループ
米マイクロソフト
米製薬大手メルク
半面、光学部品メーカー株は急落。中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)<000063.SZ><0763.HK>が北朝鮮などに対する輸出規制に違反したとして、米商務省が米国企業によるZTEへの製品販売を禁止するとロイターが報道した。
ZTEに独占的に部品を供給するアカシア・コミュニケーションズ
このほか、米トラック輸送のJBハント・トランスポート・サービシズ
米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.70対1の比率で上回った。ナスダックでは1.82対1で値上がり銘柄数が多かった。
S&P500構成銘柄をみると、11銘柄が52週高値を更新し、新安値を付けた銘柄はなかった。ナスダック総合構成銘柄では68銘柄が新高値を、36銘柄が新安値をそれぞれ更新した。
米取引所の合算出来高は57億4000万株。直近20営業日の平均は70億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 24573.04 +212.90 +0.87 24483.15 24675.36 24480.20 <.DJI>
前営業日終値 24360.14
ナスダック総合 7156.29 +49.64 +0.70 7153.87 7178.51 7115.85 <.IXIC>
前営業日終値 7106.65
S&P総合500種 2677.84 +21.54 +0.81 2670.10 2686.49 2665.16 <.SPX>
前営業日終値 2656.30
ダウ輸送株20種 10610.18 +240.69 +2.32 <.DJT>
ダウ公共株15種 692.36 +9.58 +1.40 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1332.52 +3.12 +0.23 <.SOX>
VIX指数 16.56 -0.85 -4.88 <.VIX>
S&P一般消費財 811.76 +6.03 +0.75 <.SPLRCD>
S&P素材 368.68 +5.03 +1.38 <.SPLRCM>
S&P工業 628.39 +6.21 +1.00 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 547.29 +5.79 +1.07 <.SPLRCS>
S&P金融 457.72 +2.15 +0.47 <.SPSY>
S&P不動産 189.30 +0.79 +0.42 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 533.10 +5.35 +1.01 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 954.53 +7.62 +0.80 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 152.77 +2.24 +1.49 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1165.22 +8.13 +0.70 <.SPLRCT>
S&P公益事業 255.85 +3.48 +1.38 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.48億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 21835 - 15 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 21810 - 40 大阪比 <0#NIY:>
(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)