ニュース速報

ビジネス

前場の日経平均は660円高、米国株下げ止まりで買い戻し

2018年02月07日(水)11時49分

 2月7日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比660円32銭高の2万2270円56銭となり、4日ぶりに反発した。写真は東京証券取引所で6日撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 7日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比660円32銭高の2万2270円56銭となり、4日ぶりに反発した。急落していた米国株が上昇に転じ、世界的な連鎖株安にいったん歯止めがかかったとの見方から幅広く買い戻しが入った。日経平均は節目の2万2000円を回復。上げ幅は一時743円に達した。前日に業績予想を上方修正したトヨタ自動車<7203.T>が前日比5%の上昇となり相場の牽引役となった。だが、米国株市場の先行きには不透明感もあり、買い一巡後は高値圏でもみ合う展開だった。

TOPIXは3.08%高だった。東証1部の午前中の売買代金は1兆9902億円。全33業種が上昇した。上昇率上位には石油・石炭、機械、医薬品、鉱業などが並んだ。市場では「値幅調整から日柄調整に移行することになりそうだ。経済危機が起きているわけではなく下値リスクは少ないが、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過するまで本格的な上昇相場も期待しにくい」(日本アジア証券エクイティストラテジストの清水三津雄氏)との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1992銘柄に対し、値下がりが67銘柄、変わらずが6銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NEC、3月31日の株主に1対5の株式分割

ビジネス

ドイツ銀行、第4四半期は予想以上の減益 コスト削減

ビジネス

日経平均は小幅続伸、決算にらみ方向感出ず 上値追い

ビジネス

キヤノン、25年12月期営業益予想は85.5%増の
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 3
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? 専門家たちの見解
  • 4
    トランプのウクライナ戦争終結案、リーク情報が本当…
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    東京23区内でも所得格差と学力格差の相関関係は明らか
  • 7
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    ピークアウトする中国経済...「借金取り」に転じた「…
  • 10
    フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ…
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果が異なる【最新研究】
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 9
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 10
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 9
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中