ニュース速報

ビジネス

財務省、日本郵政株の追加売却へ主幹事選定

2017年01月16日(月)22時20分

 1月16日、財務省は日本郵政株式の第2次売り出し準備として主幹事証券会社の選定手続きを行うと発表した。写真は2015年11月、東京証券取引所上場日の長門正貢締役兼代表執行役社長(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - 財務省は16日、日本郵政<6178.T>株式の第2次売り出し準備として主幹事証券会社の選定手続きを行うと発表した。売り出しに関する提案を募集し、グローバルコーディネーターとブックランナーを選定する。提案書類の提出期限は2月16日。

財務省は実際の売りだし時期や規模については未定としている。同省は17年度の国債整理基金特別会計予算案で郵政株の売却収入として最大1.4兆円を計上しており、追加売却の環境が整い次第、市場での売り出しに踏み切るとみられる。

日本郵政と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命の3社は2015年11月に同時に上場。売却規模はそれぞれ発行済み株式の11%だった。政府は1.4兆円の売却収入を得た。政府は、東日本大震災からの復興財源として、追加売り出しも含め4兆円を確保したい考えだ。

日本郵政の株価は、上場後一時、売り出し価格の1400円の4割を超える水準で推移したが、昨年の6月以降、売り出し価格を下回る状態が続いていた。11月の米大統領選後の「トランプ相場」で同社の株価も昨年末にかけて大きく上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

独コメルツ銀、人員削減と新たな財務目標を計画=関係

ビジネス

リクルートHD、4ー12月期営業益は18%増 通期

ビジネス

ソフトバンクG、10―12月期純損益3691億円の

ビジネス

出光興産、発行済み株の6.1%・700億円を上限に
MAGAZINE
特集:ガザ所有
特集:ガザ所有
2025年2月18日号(2/12発売)

和平実現のためトランプがぶち上げた驚愕の「リゾート化」計画が現実に?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 2
    2025年2月12日は獅子座の満月「スノームーン」...観察方法や特徴を紹介
  • 3
    iPhoneで初めてポルノアプリが利用可能に...アップルは激怒
  • 4
    世界のパートナーはアメリカから中国に?...USAID凍…
  • 5
    フェイク動画でUSAIDを攻撃...Xで拡散される「ロシア…
  • 6
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 7
    0.39秒が明暗を分けた...アルペンスキーW杯で五輪メ…
  • 8
    便秘が「大腸がんリスク」であるとは、実は証明され…
  • 9
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 10
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 5
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 6
    Netflixが真面目に宣伝さえすれば...世界一の名作ド…
  • 7
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 8
    研究者も驚いた「親のえこひいき」最新研究 兄弟姉…
  • 9
    メーガン妃の最新インスタグラム動画がアメリカで大…
  • 10
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 8
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中