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ドルは116円前半、トランプ氏会見待ちで方向感出ず
1月11日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の116.13/15円。写真は都内で2010年11月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)
[東京 11日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の116.13/15円。
実需筋の売買は低調で、トランプ次期米大統領の会見をニューヨーク時間の11日午前11時(日本時間12日午前1時)に控え、短期筋のポジション調整も一巡したという。
新規材料に乏しい中、ドルは朝方の安値115.67円から116.24円まで上昇したが、一部の短期筋の動向を反映したもので、トレンドとは関係のない動き。
為替市場では、年末から年初にかけてのユーロ/ドルや、ドル/円の急騰・急落で、損失を被った海外ファンドが多いとみられている。
足元では「ユーロショートや、ドル/円のロングでの損失を、動かしやすい英ポンドやメキシコペソで挽回しようとする動きがみられる」(国内ファンド)。
ペソは10日午後中盤に2%安の1ドル=21.8275ペソまで下落。昨年は対ドルで20%安、今年1月1日以降では5%超下げている。 トランプ氏は先週、自動車大手に対し、米国向け自動車をメキシコで生産すれば高い税率を課すと警告。これを受けてペソの下げは加速した。