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ドル小動き、日米金融政策会合待ちで手控えムード=NY市場

2016年09月21日(水)07時13分

 9月20日、ニューヨーク外為市場では、。日米の金融政策会合結果公表を前に積極的な取引が手控えられ、ドルは小動き。ワシントンの財務省印刷局で昨年3月撮影(2016年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小動きにとどまった。日米の金融政策会合結果公表を前に積極的な取引が手控えられた。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は終盤が0.15%高の95.995。

一方、ドル/円は0.1%安の101.81円で、海外時間には101.55円まで売られる場面があった。

市場では、米連邦準備理事会(FRB)が21日に終わる連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに動く可能性は乏しく、日銀も21日までの政策決定会合で円を大幅に押し下げる措置を打ち出せない、との観測が広がっている。

ワデル・アンド・アソシエーツのデービッド・ワデル最高経営責任者(CEO)兼最高投資責任者は「日銀は過去数回の会合で追加緩和の期待を裏切ってきた。だから今回もこれまでの流れが続くと思われる」と述べた。

それでも市場参加者は、日米会合の結果を見極めようと慎重な姿勢を維持。シティグループの欧州G10FX戦略責任者リチャード・コチノス氏は、会合を迎えてトレーダーはどちらの方向にもポジションを傾け過ぎないように努めているため、リスク量は低減しつつあるとの見方を示した。

ポンド/ドルは直近が0.4%安の1.2975ドルで、一時は8月16日以来の安値に沈んだ。

ドイツ連邦銀行(中央銀行)のワイトマン総裁の発言で、英国の欧州連合(EU)離脱がもたらす政治・経済リスクへの懸念が強まった。ワイトマン氏は19日、英国が欧州経済地域(EEA)の構成国でなくなれば、同国に本拠を置く金融機関がEU域内で単一の免許により自由に事業展開できる「パスポート制度」の適用を失うとの考えを表明した。

ドル/円 NY終値 101.69/101.73

始値 101.90

高値 101.97

安値 101.62

ユーロ/ドル NY終値 1.1152/1.1157

始値 1.1180

高値 1.1187

安値 1.1147

ロイター
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