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第1四半期の米経常赤字9.9%増、約7年ぶり高水準
6月16日、米商務省は第1・四半期の経常収支が9.9%増の1246億7000万ドルの赤字となったと発表した。赤字は2008年第4・四半期以来、約7年ぶりの高水準となる。写真は2013年10月、ワシントンで(2016年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省は16日、第1・四半期の経常収支(季節調整済み)が9.9%増の1246億7000万ドルの赤字となったと発表した。財の輸出と海外からの投資がともに減少したことで、赤字は2008年第4・四半期以来、約7年ぶりの高水準となった。
市場予想は1250億ドルの赤字。昨年第4・四半期の赤字は1134億ドルと、1253億ドルから修正された。
第1・四半期の経常赤字の国内総生産(GDP)に占める比率は2.7%。前四半期は2.5%だった。
同比率は2005年第4・四半期に6.3%とピークを付けたが、その後は国内の原油生産増と国際市場での原油価格下落を反映し輸入額が抑制されていることから低下している。
第1・四半期は利子などを含む第1次所得収支の黒字は96億ドル減の375億ドル。一方、労働者の送金などを含む第2次所得収支の赤字は40億ドル増加し403億ドルとなった。
財の輸出は112億3000万ドル減の3540億ドルだった。