ニュース速報

ビジネス

実質GDP改定値、10─12月期は年率-1.1%に上方修正 設備投資上振れ

2016年03月08日(火)10時59分

3月8日、2015年10─12月期実質国内総生産2次速報値は、1次速報値から上方修正となった。川崎市で昨年11月撮影(2016年 ロイター/THOMAS PETER)

[東京 8日 ロイター] - 内閣府が8日に発表した2015年10─12月期実質国内総生産(GDP)2次速報値は、1次速報値から上方修正となった。前期比はマイナス0.3%(1次速報値マイナス0.4%)、年率換算ではマイナス1.1%(同マイナス1.4%)。設備投資の上振れや在庫投資の寄与度上昇で、マイナス幅が縮小した。

主要項目別にみると、設備投資は財務省が1日に発表した法人企業統計を反映させた結果、1次速報値のプラス1.4%からプラス1.5%に上方修正された。業種別では不動産や運輸関係が寄与した。

また、在庫投資の寄与度はマイナス0.1%からマイナス0.0%へと小幅に上振れした。

一方、個人消費はマイナス0.8%からマイナス0.9%に下方修正された。白物家電などが振るわなかったほか、暖冬の影響で暖房器具の売れ行きが伸びなかったとの指摘もある。

ロイターの事前予測調査では、中央値が前期比マイナス0.4%、年率マイナス1.5%となっていた。

*内容を追加します。

(梅川崇)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、プーチン氏と会談すると表明 「重要」な

ワールド

石破首相が来週訪米、トランプ氏が発表

ビジネス

原油先物、週間で2%超下落 メキシコ・カナダへの米

ワールド

41人の遺体収容、米旅客機衝突事故 28人の身元確
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌の育て方【最新研究】
  • 4
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 5
    「やっぱりかわいい」10年ぶり復帰のキャメロン・デ…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    ピークアウトする中国経済...「借金取り」に転じた「…
  • 8
    フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ…
  • 9
    東京23区内でも所得格差と学力格差の相関関係は明らか
  • 10
    「全員くたばれ」キスを阻んで話題...メラニア夫人の…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果が異なる【最新研究】
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 8
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    トランプのウクライナ戦争終結案、リーク情報が本当…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中