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中国の証券会社、15年純利益が大幅増 相場急落は影響せず
2016年01月12日(火)20時03分
[上海 12日 ロイター] - 中国の証券会社が12日までに発表した2015年決算(暫定ベース)では、一部の証券会社で純利益が前年比倍以上に増加したことが分かった。6月中旬以降の株式市場急落にもかかわらず、着実に利益を稼いだ。
中国の株式市場は昨年夏に40%超急落。証券会社はそれ以降、マージンファイナンスの取り締まりや上場の一時停止、「違法な」活動に対する当局の調査などに直面してきた。しかし、新規口座の開設や、マージンファイナンスの利益を追い風に、収益は逆に拡大傾向にある。
時価総額ベースで中国上位10位の上場証券会社に入る申万宏源<000166.SZ>、方正証券<601901.SS>は、2015年の純利益(監査前)がそれぞれ168.2%増、100─160%増だったと発表した。
より規模の小さい国元証券<000728.SZ>、東北証券<000686.SZ>、国聯証券<1456.HK>、長江証券<000783.SZ>は、100─148%の増益。
一方、最大手の中信証券<600030.SS>は昨年12月時点で、2015年の利益は不良債権損失により減少するとの見方を示していた。
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